Wednesday, December 18, 2013

ショートトラック長野以来のメダル獲得はあるか



 スピードスケート・ショートトラックの「ソチ五輪代表選考競技会」(大阪プールアイススケート場)が15日閉幕し、男子3人、女子5人の代表選手が決定した。日本は1998年の長野五輪を最後にメダル獲得がない。ソチで16年ぶりの快挙はあるのか?

 今大会では酒井裕唯(26=日本再生推進機構)が女子の6種目すべてを制し、ソチのエースに名乗りを上げたが、メダル獲得のカギを握るのは伊藤亜由子(27=トヨタ自動車)だという。ソチで代表監督を務める日本スケート連盟の岩島直巳ショートトラック強化部長は「今回は酒井が絶好調だったけど、本来の実力は互角。今季の序盤は伊藤の方が良かった」と語る。

 10月末の代表合宿で右ヒジを脱臼し、十分な練習を積めていなかったことが今回の敗因。「体力不足は分かっていたけど、今の状態で勝てるレース運びはしなかった」(伊藤)。後半の失速は覚悟の上で、五輪を見据えた積極的なレースを展開した。今大会の結果で世間の注目は酒井に集まるが、それも伊藤にとっては好都合。「自分の世界に入り込むタイプなので、周りのことは気にしたくない」。余計な重圧を受けずにマイペースで本番を迎えられる。女子はリレーでもチャンスがある。今季のW杯では苦戦したが、伊藤が万全の状態で復帰すれば、一躍メダル獲得が有望な種目となる。

 一方の男子は9月末のW杯で右足を骨折した坂爪亮介(23=タカショー)の復活待ち。今大会は高御堂雄三(25=トヨタ自動車)が活躍したが、実力では坂爪が上を行く。五輪を100%の状態で迎えるのは難しいとはいえ「80%でも日本では抜けた存在だろう。90%なら十分に世界と戦える」(岩島強化部長)。昨季急成長した新エースが“驚異の回復”を見せれば、複数メダルもありそうだ。

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